鰐鮫
去る19日の日、「クロコディロス」という団体のコンサートに行ってきました。さてこのクロコディロス、どんな団体かと申しますと、【ハーバード大】【学生】【アカペラ合唱団】と、私のハートに突き刺さるフレーズをまとい来日。
毎年川崎に来てるらしいですが、偶然日経新聞の神奈川欄で見なかったら一生知らなかったであろうこと請け合い。
学生の頃似たようなことをやってきた身として、世界最高峰の学府ではどんな人たちが歌ってるのだろうかしら、と目を少年のように輝かせて出かけてきました。
う・ま・い。
ねるねるねるね。じゃなく。
【同じようなこと】と語ることがおこがましい。とってもハイレベルな団体でした。ブロードウェイのある国だからか、歌唱法はポップスやミュージカルを感じさせる部分が多いものの、ハーモニーの美しさは自分の知る【大学の合唱団】という範疇を軽く突き破っていました。
外遊してお金取ってまでお客集められる合唱団とはこれほどか。
「こんなに遠いわけがない!」と昔読んだ『ワンピース』のゾロの台詞が駆け巡りますがやはり遠い。
とっても満足したので前からずっと気になってたけど、タイトルとおそらく主人公に付いてるだろう名前が色んなことを思い出させてくれそうで敬遠してた漫画を買って帰る。
予想通りのヒロインネームだったけれど面白い。来週続き買いにいこ。
話芸
会社の上司からお誘いを受けてミクシイを始めまして、そっちの管理にかまけてこちらがお留守になってました。
マイミクシイがその上司だけ、という異常事態なので、もし「ミクシイやってるよ」という方がいらっしゃったらご一報ください。マイミク登録リクエストが届きます。
さて。今日は或る文筆家のトークショウに誘われて話聞いてきました。
曰く「体にいいこと、心にいいことをしよう」
曰く「人に(いいことの)種をまこう」
そんな話を聞いてきました。前にも書いた、池澤夏樹の『光の指で触れよ』
を読んで以来、「自分の食べるものを少しでも自分で作ってみたい」という憧れに似た願望を抱いているので、楽しくお話聞いていたのですが、
「たまに食べるジャンクフードの美味さは異常」
とか不謹慎なことを考えながら聞いてもいた不届きな聴衆でした。とは言え会場入りする前にちゃんと著作を一冊読んでいったまじめな一面も持ち合わせているのです。誰に言い訳をしてるのか。
帰り道に会社にふらっと立ち寄って少しばかり資料の整理を、などと考えたのがいけなかった。あれもできるこれもできると、気づいたら日が最も長くなるこの時期の太陽がすっかり沈んでました。
人事
人事の責任者に突然呼ばれました。
しばらくの前置きの後、「辞めたいって本当か」
ちょwwwどこでそれ聞いたwwww
思い当たる節としては、会社の仲間で飲み会やっててポロッと「辞めちゃおかな」とか語ってしまったのが伝わったみたいで。
人の口に何とやら、とは言うけれど伝わる時間が短すぎる(笑)。昨日の今日だぜ?しかも人事の部長にとかw(゜o゜)w
弁を弄するのが趣味とは言え、発言の軽さには気をつけないといけません。
とは言え。
この日記は社内読者率が激低いので好きなこと書きますが、最近
「今の仕事。他の人はもっとうまくできる」
と事あるごとに感じ、なんか申し訳なさでいっぱいなのも事実。
棲家
年齢が年齢なせいか、今年になってからすでに数件マンション購入の勧誘を受けた。
さすがに会社にかけてくるようなのは無視しますが、自宅にかかってくる分には一通り話を聞いてからお断りしてる。
先週ふと気が向いて、直接会って話を聞いてみることにした。
で、狭い我が家に呼んでしばらく話を聞いてみた。
やれ早い方が良いのにみんな後回しをしちゃうのが住宅問題だ、
今の家計を圧迫しなくても十分買える、
資産を分割するだけだ(ちょこっと株持ってると話したから)、
などと色々話してくれて大変愉快な時間を過ごす。
買う気がないそぶりは失礼なので、ふんふんと相槌も打っておいた。
多分一生マンションを買うことはない。価値観の問題とかじゃなくて、何と言うか、ノスタルジックな問題。
私のなかで「家」ってのは奈良の実家なんだと、その営業トークを聞いてて自覚しました。哀しいかな、その実家はすでにさら地になってまして、もう帰れない「家」なんです。
別に実家大好き、どころか全然帰省しないので友人から責められたこともあるくらいで、格別の思いがあるわけじゃないのです。
が、欲しいとしたらあの家か同じレベルの家。
300坪、庭付き一戸建て、三階建てで部屋数は13、裏庭に100坪ほどの二階建ての物置。
ムリだろ。いくらするんだ。
うちの爺さんが建てた家だけど、今の自分の境遇を鑑みるに、多少悪いことでもしない限りあんなもん建てられないだろ。
だから、いらない。
次来てもらう時は「ダメだ、こいつ」を感じてもらうために写真のTシャツを着てご対応しよう。
耳栓
「ねえ知ってる?」
「yamanakasanてただのバカなんだよ」
そんな言葉が聞こえてきそうなイヤホンを買ってきました。しかし買った記憶があるようなないような。
お酒の会があって、ひどく酔っ払った帰りに立ち寄ったTSUTAYAで買ったらしい。有野課長のDVDと一緒にTSUTAYAの袋に入ってたから。
確かに最近イヤホンをなくしたんです。あれだけ酔っててそれを思い出せたという人間の記憶力への賛歌と、よりによってなぜこのイヤホンを選んだのかというyamanakasan個人のセンスへの侮蔑をこめて。
いやかわいいですよ?かわいいけど、三十のおっさんがこれ耳につけて通勤してたら、周りのお客さんが「一日の始まりになんてモノを見せてくれるんだ」と凹んだりするレベルでしょ。
それでも使ってます。前のイヤホンはオーディオテクニカのそこそこお値段のするものだったんですが、確かに違う。初めて2万のヘッドホン買った時もびっくりしたけど、やはりいいものは高い、のかしら。
近所の川べりを、サイモン&ガーファンクル聞きながら散歩して幸せな休日でした。「アイアムア・ロック」の「ぼくは岩。ぼくは島。岩は傷つかない。島は泣かない」のくだり。歌詞が大好きなんですが「なぜ島?」というのが15年くらいずっとわからないまま。あと「アメリカ」の「みんなアメリカを探しにやってきた」を聞くと「コロンブス?」とか思ってしまう感受性の低さに泣ける。